雑賀技術研究所、柑橘類腐敗抑制技術を開発 生産者の負担軽減

農産加工 ニュース 2019.06.19 11894号 03面

 雑賀技術研究所は静岡県と共同で、紫外線を活用し柑橘類が本来持つ自己防衛機能を活発化させ、腐敗抑制する装置を開発した。生鮮果実の海外輸出でネックとなる日持ち問題を解消するとともに、腐敗防止のための薬剤散布や、貯蔵時の温・湿度管理など、生産者の負担軽減が目的だ。
 紫外線を活用した腐敗抑制の殺菌処理はすでに普及するが、主に果実表面の付着菌を死滅させるもので、効果は一時的で、処理後に菌が付着した場合、半減する。また、紫外線は抗菌物質を柑橘類の果皮に生成させ

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