文化通信社、「創業75周年記念シンポジウム」開催 メディアの役割、新価値加速

平井卓也大臣

平井卓也大臣

高梨柳太郎社長

高梨柳太郎社長

山口健社長

山口健社長

 メディア専門紙の文化通信社が創業75周年を迎えたことから5日、東京・神田明神文化交流館に新聞・通信・出版など報道関係者を招き「創業75周年記念シンポジウム」を開催した。

 各ジャンルのメディア幹部が参加する中(オンライン配信も)、記念シンポジウムとして「デジタル社会における地方創生と地元メディアの役割」と題し、平井卓也デジタル改革担当大臣、高梨柳太郎神戸新聞社社長が参加、9月1日に発足するデジタル庁の業務や役割、また期待高まる地元メディアとしての先端的役割などを語った。司会はキャスターの南美希子氏。

 冒頭、主催者の山口健文化通信社社長は「新聞には新しい発見や出会い、心旅ができる。デジタルなど時が飛んでしまうような時代だが、コロナ禍厄よけ、商売繁盛などのご利益が期待できる神田明神で明日へ期待を懸けた」とあいさつ。

 シンポジウムの中で平井大臣は「9月1日からデジタル庁が発足する。誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化をさまざま準備中で、ぜひ現実に加速させたい。10万円の給付金支払いに1500億円かかったが、これからは低額費用と超システム化で全く新しい価値を共有できる世界にデジタルで挑戦したい」と意気込みを語った。

 一方、高梨神戸新聞社社長は「デジタル下でもさらに進化、信頼される幅の広い新価値を見いだし、価値創造アップへ貢献したい。紙だけでなく新メディア、オンラインなど多層多彩に読者へ接近していきたい」と述べた。(今野正義)

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