新型コロナ影響:カレー業界 出荷量増やして対応 業務用学校給食、厳しい状況に

新型コロナウイルスの流行により、2日から一部を除く全国の小中高が臨時休校となった影響がカレー業界にも波及しつつある。臨時休校要請発表後の先月28日からの土日までの3日間で、レトルトカレーは各メーカーともに前年比1.5~3倍と出荷量を増やした。ルウカレーもレトルトカレーほどではないものの出荷量を増やしているという。

全国で休校が3月いっぱい続くことから、各メーカーは増産体制の構築および検討に入っている。今後についても新型コロナウイルスの影響の長期化が懸念されるが、各メーカーは食品メーカーの責務としてできる限りの安定供給に努めていく。

一方で業務用のカレーについては、学校給食向けで3月分の受注のキャンセルに加え、外食向けも3月の受注量が通常に比べて減少するなど厳しい状況が当面の間、続きそうだ。(高木義徳)

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