加工わさび、価格改定へ 過去にない環境への対応進める
加工わさび業界は、原料となる中国産西洋わさびが従来の2倍近い価格と、これまでにないレベルの価格に急騰している。特に外食やホテル・旅館向けなどを主体とする業務用市場は、コロナ禍における外食自粛や家庭内食化で業績は厳しい状況だ。さらに包材や副原料、輸送費の高騰が続く現状で、専業メーカーを中心に加工わさび製品の価格改定の動きが進んでいる。
各メーカーの価格改定に向けた動きは、金印が5月16日出荷分から、カネクが5月30日出荷分から、マル井が6月21日出荷