神戸化成のクチナシ黄色着色料、ベニバナ高騰で需要増
レモンやパイナップルなどのイメージを演出
神戸化成のクチナシを原料とした黄色着色料「KCイエローKN-1」が、長らく続くベニバナ価格の高騰などを背景に注目されている。
ベニバナ黄色素は、原料のベニバナ花弁価格の高騰が要因で高値での推移が続いている。またベニバナは、健康食品原料などの用途でも需要があることから原料減・需要増の傾向は今後も続くとみられ、相場が落ち着く気配はなさそうである。そうした中、クチナシ黄色素が注目されているが、一方でベニバナ黄色素と比べると、やや暗めの黄色である点や、酸性域(低pH)では凝集が発生