コロンバン、「原宿はちみつ」に注目 健康食材へ関心反映

菓子 ニュース 2020.09.25 12120号 11面

 新型コロナウイルス感染拡大で、国内では「免疫力」というキーワードが一気に浮上。健康食材への関心が高まる中で、はちみつもスーパーマーケットなど小売店での売上げが急伸した。都市型養蜂を行うコロンバンでも緊急事態宣言中に販売した「原宿はちみつ」が発売当日に売り切れるなど注目を集め、同品を使用したスイーツやデザートメニューの販売も好調だ。

 コロンバンは自社オンラインショップで5月7日、「原宿はちみつヌーヴォー2020」を100瓶限定(80g、税込み2700円)で販売した。当日のうちに売り切れたため、同25日に50瓶追加販売し、こちらも当日完売した。現在、初夏に取れた原宿はちみつ「原宿はちみつ2020初夏の百花蜜」=写真=を紹介しているが、なくなり次第販売終了となる。

 同社が展開する京王新宿サロンでは、「原宿はちみつ」を使ったメニューのラインアップを強化。6月15日から「原宿はちみつ」を使用した人気メニュー4品を提供。「はちみつの日」に合わせ8月1日から「原宿はちみつ ハニーアラモード」をメニューに加えた。また「原宿はちみつフルーツサンド」は9月1日からテークアウトサービスもスタートしている。

 はちみつには、良質なビタミン、ミネラル、酵素など150種類以上の栄養成分が豊富に含まれているとされる。

 コロンバンでは2010年に、自社ビル屋上で養蜂をスタート。「原宿はちみつ」は、東京・明治神宮、代々木公園、赤坂御所、新宿御苑などで咲き乱れるさまざまな草花、樹木の花々から集めた花蜜で作った希少性の高い百花蜜。ろ過によって不純物を取り除き、はちみつの持つ栄養成分を守るために加熱は行わない。(山田由紀子)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら