関東生乳販売農業協同組合連合会、飲用向け生乳を再値上げ 10円以上、34年ぶり

乳製品 ニュース 2008.10.20 10064号 01面
生乳取引交渉の経過と結果を報告する、(右から)関東生乳販連の林克郎常務理事、阿左美昭一代表理事会長、中央酪農会議の門谷廣茂専務理事、前田浩志事務局長=16日の緊急記者会見で

生乳取引交渉の経過と結果を報告する、(右から)関東生乳販連の林克郎常務理事、阿左美昭一代表理事会長、中央酪農会議の門谷廣茂専務理事、前田浩志事務局長=16日の緊急記者会見で

 関東地区の生乳を受託販売する指定団体の関東生乳販売農業協同組合連合会(関東生乳販連)は、09年3月から1kg当たりの飲用向け生乳価格を10円(約10%)引き上げる。16日に乳業メーカーと合意した。これは、今年4月に1kg当たり3円の飲用向け生乳価格の引き上げを実施したが、配合飼料価格高騰による酪農経営の危機的状況や生乳生産の安定供給も懸念されたため。今後は、牛乳小売価格改定が考えられるが「日本の酪農が存続するためにはどうしても必要」(阿佐美昭一代表理事会長)と強調した。

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