菊水酒造、缶入り生原酒50周年でキャンペーン実施

酒類 キャンペーン 2022.04.29 12394号 12面
50周年企画を発表する高澤大介菊水酒造社長

50周年企画を発表する高澤大介菊水酒造社長

 【新潟】菊水酒造の日本初アルミ缶入り生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」が今年11月に発売50周年を迎える。第1弾の周年企画として22日から8月末までポイントキャンペーンを実施する。21日のメディア試飲会で高澤大介社長は「お客さまが飲み続けてくれたおかげ。親子3代で愛飲している人もいる。絆やつながりを表現できる企画を打ちたい」と語り、秋には全社員参加型で愛飲者へ感謝を示す本格的な周年企画も展開する考えだ。

 同社では、生酒のフレッシュさを残しながら火入れせずに酵素の働きをコントロールできる酒造技術と、紫外線を遮断できるアルミ缶を容器に採用し、1972年11月に日本発の缶入り生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」を発売した。2018年には200ml缶国内累計出荷本数3億本を突破。SNS上では“コンビニ最強酒”として親しまれる。海外では北米でファンを広げている。50年間仕込みや配合を変えていないが、時代とともに近代的なデザインにアップデート。ラインアップも「熟成」や「スパークリング」など拡充してきた。高澤社長は「良い酒造りはステップ。ゴールは飲む人の心豊かな暮らしを創造すること。北越後の地から日本酒を面白くしたい」と50年を節目に意欲を示す。

 キャンペーンは、クローズドで展開。対象商品に貼付したシールのポイントに応じて、A賞(シール5枚)は自宅で居酒屋気分が味わえる「せんべろメーカー」50人、B賞(シール3枚)は新潟の海産珍味の名店「加島屋味覚セット」50人、C賞(シール1枚)は同品にベストマッチの「K&K缶つまセット」50人にプレゼント。抽選に外れた人もWチャンスとして300人にオリジナル手ぬぐい2枚が当たる。キャンペーン仕様の3本詰商品には外箱に2枚シールがプラスされ、一箱で5本分のシールが付いてくるスタートセットとして展開する。(山本大介)

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