食品界、賃上げ広がる 物価と所得上昇の好循環へ

総合 ニュース 2024.03.18 12730号 01面
食品界の主な賃上げの動き

食品界の主な賃上げの動き

 食品業界でも賃上げの動きが広がってきた。大手上場企業を中心にベースアップを含めて5~8%台の賃上げが公表されており、13日の春闘集中回答日にはキリンホールディングスや明治など満額回答が相次いだ。食品界は22年以降、値上げを実施。コストアップや販売数量減の逆風がありながらも、3月期上場企業の決算見通しでは価格改定効果などの寄与で営業増益を見込む企業は多い。食品界が適正価格浸透によるデフレ脱却を図るためにも、今回の賃上げの動きは利益を社員へ還元し日本経済を回す覚悟ととらえること

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

書籍紹介