ローソン、コロナで酒の売れ筋に変化 オンライン飲み会増え話題性の商品予測

小売 ニュース 2020.06.17 12066号 12面
女性のビール購入客は3割弱だが、「僕ビール君ビール」は4割強と女性に大人気

女性のビール購入客は3割弱だが、「僕ビール君ビール」は4割強と女性に大人気

新型コロナウイルスの影響で、ローソンの酒類の売れ筋が変わった。3~5月で販売金額が最も高かった日は緊急事態宣言発令の翌4月17日で、販売金額の順位でも「高価格帯ビール」が「新ジャンル」を上回ったという。外出自粛によって家でクラフトビールや輸入ビールなど少しぜいたくな酒を楽しみたいというニーズが高まったと見る。今後もオンライン飲み会が定着し、話題づくりになるような特徴ある商品が選ばれると見込む。

3~5月で最も販売金額が高かった4月17日は、前日に全国を対象に緊急事態宣言が発令されたため、週末の家飲み需要が増え、直前3週間の同じ曜日平均と比較して約2割も伸長。中でも17日に1店当たり販売額が一番高かった東京都は直前6週間の同じ曜日平均と比較して約3割も増加した。2位は大阪府、3位は埼玉県だった。

売れ筋も変わった。東京都のアルコール種類別販売高順位は3月2日週~4月6日週で1位「チューハイ」、2位「ビール」、3位「新ジャンル(PB除く)」、4位「高価格帯ビール」だったのが、4月13日週~5月4日週では1、2位は変わらないものの、3位に「高価格帯ビール」、4位に「新ジャンル(PB除く)」と入れ替わった。

特に販売額が最も高くなった4月13日週の高価格帯ビールの販売実績は、前週と比べて約7割増と大幅に伸長した。高価格帯の中でもヤッホーブルーイングと共同開発のクラフトビール「僕ビール君ビール」はレギュラービールを含めても上位に入り、カテゴリーの売上げを押し上げたという。

今後について、同社の担当者によれば「オンライン飲み会は新しいコミュニケーション文化として根付くのではないかと予測する。一風変わったクラフトビールや輸入ビールを選ぶ方が増えてくると思う。選んだ理由も語ることで会話も弾む。一方、酒の苦手な方に向けた低アルコール系も選ぶ方も増えると予想している」と見通す。(山本仁)

最大30日間無料購読する

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら