産業廃棄物処分業のハーツ、「ミズアブ」で次世代タンパク質製造
乾燥させたミズアブの幼虫
【中部】産業廃棄物処分業のハーツ(名古屋市中区)は、弁当や野菜くずなどの食品廃棄物で、アメリカミズアブ(ミズアブ)の幼虫を飼育する食品リサイクル事業に着手した。タンパク質が豊富な幼虫は米国でペットフードに使われており、多くの可能性を秘めている。また、「大食漢」で体重の2倍の量を20日食べ続けて成長するため、資源循環の面でも魅力的だ。同社は今後、養殖設備を整えると同時に配合飼料メーカーらと実用化に向けたテストを重ねていく。(横山卓司)