丸美屋食品工業、「今年もごはんをおいしく!」キャンペーン、1ヵ月で応募46万超

抽選会は業界関係者に公表。はがき抽選では目隠しを用意するなど厳正な抽選に努めた

抽選会は業界関係者に公表。はがき抽選では目隠しを用意するなど厳正な抽選に努めた

 丸美屋食品工業(株)(東京都中央区、03・3538・7881、阿部豊太郎社長)は1月単月の期間で行った消費者向けの「今年もごはんをおいしく!」キャンペーンで46万通を超す応募を集めた。同期に行うキャンペーンは4年目を迎え、応募累計は約270万通。「当社の認知度とイメージを着実に向上」(小松寿治マーケティング部長)し、今後も各種のキャンペーンを推進する構えだ。

 「ごはんをおいしくキャンペーン」は簡単なクイズにはがきか丸美屋ホームページ上で答えるというもの。「ご飯回り商材を多数揃える企業としてコメ消費の拡大、自給率アップに貢献したい」(阿部社長)という姿勢を、キャンペーンを通じて全国紙の元旦号や生活情報誌、ホームページで伝えた。コシヒカリや人気の圧力IHジャー炊飯器など「おいしいごはん満喫セット」4点が15人に当たるAコースと、「お年玉」の現金100万円が5人に当たるBコースの2コースを設けた。

 応募総数は前期比43%減の46万8000通。景品など企画内容は例年通りだが、オープン方式だけに毎年の応募数の上下は必然。減少した要因を分析して来年の企画につなげる考えだ。Aコースは13万5000通、Bコースは33万3000通。応募方法の内訳ははがきが8割、ウェブ2割。期間中の売上げも好調だったようだ。

 丸美屋は「さまざまな値上げによる消費マインドの低下や原材料などのコストアップ、限られた市場の争奪戦など悪環境の中、ブランド力・価値が一つの大きなポイント」(阿部社長)と判断。消費者・流通向けのキャンペーンを近年充実させている。昨年は消費者向けで応募数が前期比20%増以上の295万通、流通向けでも参加店を16%増と伸ばし、「ファンと顧客、関心を持っていただける得意先」(同)を着実に増やした。今年も例年通り、消費者向けに春はふりかけ、夏は麻婆米・麻婆茄子・キャラクター、秋はレトルトなどのキャンペーンを計画。さらに今秋は「混ぜ込みわかめ」発売20周年、「ソフトふりかけ」10周年企画として新たなキャンペーンを行う。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: 丸美屋食品工業