ジャーディン共催、HBAカクテルコンペ

1997.07.21 131号 20面

(社)日本ホテルバーメンズ協会(HBA、東京・千代田区、03・3237・0263)は6月24日、東京都品川のホテルパシフィック東京でジャーディン・ワインズ・アンド・スピリッツ(株)共催のカクテルコンペティションを開催した。競技はタンカレー、バカーディ、モエ・エ・シャンドンの三部門で、計三六人のバーテンダーたちが腕を競い、第一ホテル東京の澤千恵子さんら三人が部門優勝の栄誉に輝いた。

まずタンカレー部門では、グランマニエ、デイタを使い「アマポーラ」を作った第一ホテル東京の澤千恵子さんが優勝。澤さんは、技術面で特に際立っていたことから、総合技術賞も合わせて受賞した。

バカーディ部門では、グランマニエ、フレッシュオレンジジュースとレモンジュースをふんだんに使った「カリビアン・カーニバル」で、レシピとネーミングに高い評価を獲得し、ホテルグランヴィア岡山の長田隆志さんが優勝した。

モエ・エ・シャンドン部門では、チェリーマニエ、ヘネシーを使った「ロイヤル・ハイネス」でホテルオークラの中村圭二さんが優勝した。

優勝者と入賞者は、HBA若松誠志会長、ジョン・タンカレー氏、ジャスティン・ウエストン氏、ヴィクター・ルイス氏からそれぞれ賞状と盾、賞品を授与された。なお採点は、七人の審査員により技術、レシピ、ネーミングを対象に、HBAの選考基準に基づき審査された。

閉会に際し、タンカレー創始者の曾孫に当たるジョン・タンカレー氏は「質の高いこのカクテルコンペティションに出られて光栄。若い才能がカクテルの可能性を広げてくれることを期待する」と語った。

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