屋上ビアガーデン、集客アップあのてこの手 新橋ビアガーデン
ショーレストランの「ザ・クリスタルルーム」や「コルドンブルー」「ショーボート51」、ディスコの「ムーンチャイルドクラブ」「サンバクラブ・リージェンシー」「ジャバ・ジャイブ」などを展開しているAプロジェクトグループ(本社東京・港区白金)の直営店で、姉妹店が新宿歌舞伎町の東亜会館にある。
新橋駅前ビルでのビアガーデンはすでに二〇年の歴史があり、独自のノウハウを蓄積している。客席数三〇〇席。ビアガーデンとしては中規模だが、特意のショービジネスをバックにして、安定した集客力を発揮している。
客席スペース中央部に円形のステージがあり、そこで外人のショー・ダンサーが踊るほか、客の参加を得てビンボーダンスをおこなう。
これらショーは三〇分おきに計四回実施する。営業時間は16時から23時まで。ショーダンサーは二人。もちろん女性(アメリカ人)で、司会のユーモラスなトークもあって客席は大いに盛り上がる。
料金設定は中ジョッキに焼トリ(フランクフルトソーセージor唐揚)+枝豆+フライドポテトがセットになって二九〇〇円というシステムで、ショータイム付きのアドヴァンスフィーということになる。
追加オーダーはもちろん別チャージ。アルコールは、アサヒスーパードライの大ジョッキが一〇〇〇円、中ジョッキ八〇〇円。料金はピザ八〇〇円、焼そば七〇〇円、おでん七〇〇円などで、平均客単価は四〇〇〇円くらい。
営業期間は5月連休から9月中旬までの四カ月間。客層の九割がサラリーマン。今年は昨年に比べ気温が低く、雨が多いので、そう高い営業実績は見込めないとしているが、しかし、それでもトータルで一億円以上はクリアできるとみている(重田保夫店長)。