夏の冷やし麺特集:らあめん花月嵐「思ひ出食堂の冷やし中華」
◆麺の量1.5玉のボリューム感 出店環境を見極め導入を前倒し
豚骨背脂が特徴の「嵐げんこつらあめん」を軸に、人気店とのコラボラーメンなど期間限定メニューを提供し話題の絶えない「らあめん花月嵐」。
冷やし麺メニューについては、2006年から「思ひ出食堂の冷やし中華」を定番化している。以前は毎夏さまざまな冷やし麺メニューを開発してきたが、同商品の品質をひとつの完成形としている。
たれは甘味と酸味のバランスがよく、隠し味にショウガを使うことでさっぱりとした口当たりに仕上げている。麺は、他メニューと同じものだが、2010年から1.5玉分に増量した。冷やし麺は食べやすいため、通常量ではものたりないという声に応えたものだ。増量前より70円の値上げとなったが、出数には影響ないという。
同商品は例年4月下旬からスタートしていたが、今年は4月上旬に繰り上げた。これは同店が商業施設への出店が増え、空調のゆきとどいた屋内では冷製メニューへのニーズが早まったことによる。また冷やし麺メニューと関連して、6月から「つけめんTETSU」とのコラボメニューをスタート。コラボ企画としてはつけ麺は初の試みとなる。
●店舗情報
「らあめん花月嵐」/経営=グロービート・ジャパン(株)/本社所在地=東京都杉並区上荻1-14-5/店舗数=240店舗(2011年4月現在)