社員食堂の新定番:西洋フード・コンパスグループ「10品目のビビンバ丼」
◆健康と人気を両立した近年最強丼 上位定番に迫る勢い
事業所給食大手の西洋フード・コンパスグループは、全国約1600ヵ所から委託を受け、食事を提供。そのうち社員食堂運営を中心とした約800ヵ所の事業所で、共通の日替わり丼(8週間サイクル76品)を提供している。
直近7~8月の集計で目立った売れ筋丼は「10品目のビビンバ丼」。土用の丑の日で売れた「うな丼」(1万9188食)、人気定番の「カツ丼」(1万6597食)と「親子丼」(1万3302食)に次いで、4番目の1万1529食に達した。ちなみに日替わり丼の日販相場は約8000食。
メニュー開発担当者の鈴木英一氏は「上位3品は別格。ビビンバ丼が4番目というのは、健康意識の表れを実感します」と語り、「われわれの仕事は単純に売れる丼ではなく、健康を踏まえた売れる丼を求められますので、その意味で本品は近年最強ですね」と太鼓判を押す。
料理内容は、白飯(250g)、豚焼き肉(30g)、ナムル(90g・ゼンマイ、モヤシ、ニンジン、キュウリ、キクラゲ、小松菜)、温泉卵、ごま。
「いまや温泉卵は丼の人気アイテム。有無で食数が全く異なります。丼に限らず、お客さまからのご要望が多いため、レギュラー小鉢になっている事業所も多いですね」という。
◆西洋フード・コンパスグループ(株)オペレーションサポート統括部 メニュー開発 担当部長 鈴木英一氏
給食業界で究極の課題となってきたメニュー開発
「栄養、価格、時短はもとより、味、バラエティー、エンターテインメントの提案力が求められています。その6点を同時にクリアするメニュー料理開発は、ある意味、究極の課題。料理人冥利に尽きますね」と、鈴木さん。