胃心伝真=コシヒカリの終焉

総合 コラム 2024.07.12 12788号 01面

 食のグローバルリスクが高まる中、コメがトレンドだ。国内外のおにぎりブームが良い例で、大手卸の直近の販売数量も前年比で2割は拡大。コロナ禍から回復した業務用はもとより、家庭用需要も旺盛で、減り続ける家庭炊飯もコロナ禍で底を打ったまま続いている▼問題は支える供給だ。今23年産米は、昨夏の異常気象による不作は皆が納得するところだが、それ以上に生産面積が減少している。長年国が推進してきた生産調整が効いてきた上、農家高齢化も重なり、持続可能な生産が危ぶまれる▼足元ではコメの高値が続き

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

書籍紹介