食品ニューテクノロジー研究会講演:静岡県立大学・中村順行特任教授
![国内消費量と生産者価格の推移](https://news.nissyoku.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/588042.jpg)
国内消費量と生産者価格の推移
![機能性を主体とした茶成分とその特性](https://news.nissyoku.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/588043.jpg)
機能性を主体とした茶成分とその特性
![日本茶の輸出量と金額の推移](https://news.nissyoku.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/588044.jpg)
日本茶の輸出量と金額の推移
●「茶業のクライシスとチャンス」 静岡県立大学・食品栄養環境科学研究院・食品栄養科学部 中村順行特任教授(茶学総合研究センター長)
「日常茶飯事」と言われてきた日本茶と、それを取り巻く社会環境や生産状況が激変している。世界的に茶は、日本の生産量(8万t弱)の倍以上が毎年増え続け、10年間で200万t増の646万t(21年)になっている。増加の要因は米国やEU諸国をはじめ、世界的に健康飲料としての関心の高まりや、インド・中国などの自国内消費の増大、イスラム圏の消費拡大などに起