水産資源の持続可能な活用(8)水産資源の強化策

2025.12.01 344号 10面
横浜市郊外の帷子(かたびら)川へ設置された魚道(筆者撮影)

横浜市郊外の帷子(かたびら)川へ設置された魚道(筆者撮影)

 水産資源の維持・増大を図る上での基本は、獲り過ぎを防ぐため、漁獲量の上限を定めたり漁船や漁具の数を調節したりすることである。一方、沿岸域や河川では、工場用地や農地を確保するための埋め立てや干拓、治水のための河川改修などを通じて、そこに生息する水産資源の動態に影響を及ぼしてきた。こうした環境改変の負の影響を、積極的な環境修復などによって軽減・緩和することも、水産資源の維持にとって有効である。
 わが国では、漁場環境の悪化や乱獲などにより漁業生産が低下し

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