水産資源の持続可能な活用(10)水産加工の現状とこれから
2026.02.01水産物は「生もの」であり、そのままでは長期保存が難しい。そのため、塩干品や缶詰をはじめさまざまな水産加工食品が生産され利用されてきた。かまぼこやちくわなどの練り製品は、わが国ならではのものであるが、冷凍すり身の開発により生産と市場が世界に広がり、カニ…続きを読む
今夏(6~8月)の気温は、平年(1991~2020年の平均値)を2.36℃上回り、明治期に統計が取られ始めて以来の最高を記録した。海も同様で、わが国近海の海面水温は2010年以降の上昇が著しく、最近は三陸沖や釧路沖、日本海をはじめとして、平年に比べて…続きを読む
前回、水産資源は親が子を産む再生産で維持されており、漁獲量を調節して親の量を適切に維持することが資源管理のポイントであることを述べた。年々産み出される子の量に対し漁獲量が小さければ資源は増え、大きければ資源は減ることになる。親子の関係は自然要因の影響…続きを読む
生物資源である水産資源は、親が子を産む再生産により維持される。親を確保することが水産資源管理の基本であり、「親がいなければ子もいない」というのが恩師の口癖であった。水産資源では、親が少ない間は親の量に伴い生まれてくる子も増えるが、親の量がある水準を超…続きを読む
わが国の海面漁業は、これまで「遠洋」「沖合」「沿岸」の三つに分けて論じられてきた。このうち遠洋漁業は、かつては“七つの海”で活躍した日本漁業の花形であった。しかし、漁場の多くは各国の沿岸域にあり、距岸12海里(1海里=1852m)の領海と200海里の…続きを読む
前回ご紹介したように、世界的には水産物の需要と供給がともに伸びており、需給関係は拡大を続けている。一方、わが国の水産物供給量(国内生産量+輸入量)は、1980年代後半の1500万t(原魚換算)をピークに最近は700万t程度に半減している。1人当たりの…続きを読む
世界人口の増加や、かつての開発途上国の経済発展、欧米諸国での健康志向の高まりなどを背景に、世界の水産物需要は拡大を続けている。そのため、世界の漁業・養殖業生産も一貫して増加しており、国際連合食糧農業機関(FAO)の統計によれば2022年には2億200…続きを読む
水産資源は生物資源であり、親が子を産む再生産によって維持・更新される。従って、漁獲を続ける一方で必要な親の量を取り残すことが持続可能な利用の基本である。 水産物は私たちにとって伝統的な食料資源であるが、取れるものには地域や季節によって違いがあり、こ…続きを読む