水産資源の持続可能な活用(1)連載を始めるに当たって
水産資源は生物資源であり、親が子を産む再生産によって維持・更新される。従って、漁獲を続ける一方で必要な親の量を取り残すことが持続可能な利用の基本である。
水産物は私たちにとって伝統的な食料資源であるが、取れるものには地域や季節によって違いがあり、このギャップを埋めるために水産物は古くから交易の対象とされてきた。また、いわゆる「生もの」であり保蔵も大きな課題である。従って、水産資源の持続可能な活用には、洋上での生産にとどまらず加工・流通を含めた取り組
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水産資源の持続可能な活用