関西版:銘柄豚を集大成 本格豚焼き肉専門店「美人豚家(べっぴんや)」

2004.03.01 281号 14面

大阪と東京で本格豚焼き肉専門店として評判なのが(有)ベンチャーサポート(大阪市北区、電話06・6341・2002)が展開する「美人豚家」(べっぴんや)。「これだけ銘柄豚を集めているのは当店だけです」(谷村明洋飲食部チーフリーダー)という厳選した銘柄豚は、二〇代後半~三〇代のグルメでヘルシー志向の女性客を中心に人気を集め、連日にぎわっている。

メーンの豚肉は、上質な豚を探求し巡り合ったブランドという「大山もち豚」。健康志向の独自の飼料と徹底した衛生管理で育てられた安全でおいしい豚である。

その大山もち豚を使用した「サムギョプサル」(韓国の言葉で豚の三段バラの意)が看板メニュー。バラ肉を丸ごとワインに漬け込み、軟らかさと風味を引き出した「ワインサムギョプサル」(七〇〇円)、ハーブとスパイスを効かせた「ハーブサムギョプサル」(七〇〇円)、秘伝の真っ赤なもみだれに、バラ肉を一晩漬け込んだ「コチュサムギョプサル」(七〇〇円)があり、表面が焼けると従業員が目の前でスライスしてくれ、さらに両面を焼いてから食べるこだわりの一品である。

「特製塩とんとろ」(六〇〇円)や「豚タン塩焼き」(六〇〇円)、「極上肩ロース」(六〇〇円)も人気。「自家製やわらかつくね」もジューシーで美味だ。

ほかのブランド豚では、フレンチにもよく使用されるほど高品質で、軟らかくまろやかな岩手県産「白金豚」(はっきんとん、九八〇円)、年間出荷頭数五〇〇〇頭の貴重種で、関西で食べられるのは美人豚家だけというビストロSMAPにも紹介された東京都産「Tokyo・X」(とうきょうエックス、一二〇〇円)、お茶(カテキン)とサツマ芋で育てられ、やきとんとしてよく使用される有名種の鹿児島県産「茶美豚」(ちゃーみーとん、九八〇円)など、一〇種の稀少銘柄豚をそろえる。

北新地店では、極上和牛「極み特選上ロース」(三〇〇〇円)などもある。

肉のほかに韓国酒肴も豊富。あっさりした「ナムルの盛合せ」(五六〇円)など、どれも特徴のある逸品。ドリンクは、ビールやサワーに加え、韓国酒(マッコリ、チャムイスル眞露など)グラス四〇〇円~、本格焼酎各種六〇〇円~、美容・健康酒「さんざし酒」「五加皮酒」各五〇〇円などをそろえる。

「今後も豚肉のいろんな食べ方を提案し、より一層豚肉を発信していきます」(同)豚肉をメーンとした新しい食文化創造に期待したい。

◆店舗紹介

「美人豚家」=直営店はカジュアルな「アメリカ村本店」(大阪市中央区、電話06・6120・1500、四八席、客単価三〇〇〇円)と高級感あふれる「北新地店」(大阪市北区、電話06・6344・2800、七二席、同四〇〇〇円)の二店舗。

FC店は関東圏唯一の「池袋店」(東京都豊島区、電話03・5911・7400、五二席、同三五〇〇円)と昨年12月にオープンしたばかりの「福島店」(大阪市福島区、電話06・6455・8014、五二席、同三五〇〇円)で、合計四店舗。(営業時間は店舗によって異なる)

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