関西版:JR西日本フードサービスネット、便利な駅ナカ「デザートテラス」好評
(株)ジェイアール西日本フードサービスネット(大阪市淀川区、電話06・6885・3584)は3月中旬、人気スイーツ7店のテークアウトスペース「デザートテラス」をJR大阪駅中央口横にオープンした。関西の郊外人気スイーツ店や有名パティシエの新店など、デパートでは買えない7店舗を集結した新スポット。カフェスタイルではなく“自分へのご褒美”としてスイーツやデザートを仕事帰りに寄れるよう便利な駅ナカで午後10時まで営業している。
開店から1ヵ月が過ぎ、売上げ計画を大きく上回っている好調店は、初の出店で注目された大阪府箕面市の「デリチュース」と、同じく初出店になる神戸発祥の「モンプリュペイザンヌ」。どちらも看板商品はこだわり濃厚チーズケーキで、連日夜8時以降は売切れ状態。
デリチュースは、チーズケーキと卵ロールを求めて、大阪の郊外にファンが通う評判店。これまで出店依頼をすべて断ってきた。今回デザートテラスに出店したのは、「すべての商品を本店工房から運ぶテークアウト店だったから」(長岡末治シェフパティシエ)。「これまで通りのスタイルで、添加物を使わず自然な素材を使い、手作り感と優しさを届ける商品を提供したい」と言う。品質を守るためにも無理な増産体制を敷かないので、人気商品の売り切れは必至だ。
店と同じ名前のチーズケーキ「デリチュース」(小サイズ=1500円)は、「プリ・ド・モー」を使った濃厚で個性的な味がワインと合うといわれ、30~40代の女性に根強い人気を誇っている。
モンプリュペイザンヌの「デュデュ」(2100円)は、ゴルゴンゾーラチーズを使用したベークドタイプのタルトフロマージュ。おいしさに加えて話題となったのは、お土産をコンセプトにしたパッケージで、直径20cmのホールケーキを立って持ち帰れるデザイン。薄型のブリーフケースにも入り、男性が気にせず持ち運びできるよう林周平シェフが「デザートテラス」専用に考案した。
そのほかにも「観音屋」「フルローネ」「ジェラール・ミュロ」「芦屋タカトラ」「エスタシオンスイーツ」と、プチプレミアムニーズに応える話題のスイーツ店が揃っている。
◆デザートテラス(JR大阪駅中央口みどりの窓口前)営業時間=午前10時~午後10時/店舗面積=367平方メートル/目標年商=6億円