焼肉特集2013:ミシュラン掲載、香港料理大会大賞の焼肉店 「SORABOL」

2013.01.07 406号 07面
7種類の加熱器具を使うことでメニューが広がる

7種類の加熱器具を使うことでメニューが広がる

お客の目の前でシズル感たっぷりに仕上げるのがSORABOL流(申崔金蘭社長)

お客の目の前でシズル感たっぷりに仕上げるのがSORABOL流(申崔金蘭社長)

 ●シンポだから可能な7種の加熱器具 開口部30cmの汎用性を発揮

 「SORABOL(ソラボル)」は、ミシュランガイド香港にも焼肉店として唯一掲載され、今年の「香港料理大会」でも大賞を受賞した韓国料理の名店だ。香港3店、韓国6店、中国7店の店舗がある。

 SORABOLの特徴は、前菜からデザートまでメニューが豊富なところだ。メーン料理は焼肉、鍋だが、メニューによって焼肉4種類、鍋3種類の加熱器具を使い分けている。

 例えば、一番人気の「特大骨付きカルビ」はシンポ製のロストルを使用するが、「特製キムチと豚バラ肉の鉄蓋焼き」では、文字通り鉄鍋の蓋を使用する。鉄蓋の上でしっかりと漬け込んだキムチと豚ばら肉を焼き、取っ手部分を利用してニンニクを油で揚げて食べるスタミナ料理だ。また、サンチェはオーガニックの自社栽培とこだわっている。

 メニューによって鍋を変える。そして料理は店員がお客の目の前でシズル感たっぷりに仕上げるのも人気の一因だ。

 「快適な環境で食べていただきたい」という申崔金蘭社長の思いからシンポの無煙ロースターを導入している。1台の無煙ロースターで7種の加熱器具に対応できるのは開口部が30cmと広いシンポ製だからこそ可能になった。申崔金蘭社長は、「ミシュランに選ばれたのはシンポの無煙ロースターなしでは考えられなかった」とシンポへの信頼は絶大だ。

 香港の焼肉市場については、「香港の人たちは皆さん焼肉が大好き」と優しくほほ笑みを浮かべ、香港焼肉市場の有望性を語った。

 ●店舗情報

 「SORABOL香港店」/所在地=香港銅鑼湾波斯富街99號 利舞臺廣場18樓B店/客数=260席/客単価=ランチ・100香港ドル(約1100円)、ディナー200香港ドル(約2200円)

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