業務用加工食品ヒット賞 洋食部門:キユーピー「キユーピー バターミルクランチドレッシング」
◇ゆで野菜とソーセージのディップサラダ
■作り方
(1)骨付きソーセージはソテーする。
(2)黄色ズッキーニ、アスパラガスはカット後、ボイルし、その他野菜類はカットする。
(3)器に(1)、(2)、トルティーヤチップスなどを盛り、「バターミルクランチドレッシング」を添える。
◇パストラミビーフサンドイッチ
■作り方
(1)胚芽パンは片面を焼き、焼いてない面にマーガリンを塗る。
(2)具材を重ね、「バターミルクランチドレッシング」をかけてサンドする。
(3)サラダ類とフライドポテトとともに皿に盛り付ける。
◇厚切りベーコンのランチサラダ
■作り方
(1)ブロックベーコンは両面を焼く。
(2)ボイルしたジャガ芋とブロッコリー、ゆで卵、野菜類を器に盛る。
(3)ミックスシュレッドチーズをかけ、「バターミルクランチドレッシング」をかける。
◇スパイシーチキンサラダ
■作り方
(1)フライドチキンはフライし、ひと口大に切る。
(2)器に生野菜類を敷き、(1)をトッピングする。
(3)「バッファローチキンサラダドレッシング」をかけ、さらに「バターミルクランチドレッシング」をかける。
◇サブメニューをメーンに
キユーピーは2013年2月に「キユーピー バターミルクランチドレッシング」を発売した。「ランチドレッシング」と聞いても、日本人にはピンとこないが、米国ではダントツの人気ドレッシング。ドレッシング市場の約3割はランチドレッシング的要素を含んでいるというデータがあるほど普及している。同社は米国でのこの人気に着目し、長年培ってきたドレッシング開発力を投入して商品化に乗り出した。
「ランチ=Runch」とは「牧場」という意味で、1954年、米国 カリフォルニア州のサンタバーバラにある観光牧場で訪問客に出していたドレッシングが発祥。そのおいしさが評判になり、米国全土に広がったといわれている。
味の決め手は、「ランチ=牧場」の名称が示すとおり、“バターミルク”にある。バターミルクとは、牛乳から分離したクリームからバターを作る際にできる液体のことで、クリーミーでコクのある味わいが特徴。同商品は、バターミルクをパウダー状にしたものを使用している。国内ではまだなじみが薄いランチドレッシングについて、その味が想起しやすいように、商品名にあえてバターミルクと冠して、普及を図っている。
実は、同社は1999年に「ランチドレッシング」を一度商品化したが、乳化系のクリーミーなドレッシングは、当時の日本人の味覚には定着せず、残念ながら終売した経緯がある。しかし、その後、シーザードレッシングやサウザンアイランドドレッシングなどが定番化している背景を受け、今回、満を持して再び商品化に踏み切ったというわけだ。
クリーミーなコクを際立たせるために酸味を抑えていることも商品の特徴。また、粘度は同社のドレッシングの中でも一番高く、ディップソースとしての活用も訴求している。
野菜以外で特に味の相性がいいのが、チップス、フレンチフライ、チキンフライなどの揚げ物。その他、パスタソースとしてはもちろん、豚、牛、鶏と肉の種類を選ばず肉料理のソースや、タコライスのソースとしても使い勝手がいい。
ドレッシング、ディップ、ソースと活用範囲が広く、サラダのみならず多様な料理にマッチ。まさにサブメニューをメーンディッシュに引き上げる、キユーピードレッシングの真骨頂ともいえる即戦力だ。
◆規格=1000ml×9本、15ml×40個×10袋(常温)