鳥インフルエンザ危機後の鶏肉製品貿易 一層のリスク分散が求められる

日本はEUと並ぶ世界最大の鶏肉製品の輸入国である。しかし現状の日本の鶏肉産業の構造が効果的なリスク軽減を困難にしており、鳥インフルエンザ危機後も、日本は冷凍非加熱鶏肉の輸入の約90%をブラジルに依存し続けているのが実情だ。日本の輸入業者は、調達先の多様化が求められている一方、海外の輸出業者は、同様な打撃の再発を避けるため、直接的な流通チャネルの構築と付加価値を高めた製品の供給を目指すことによって、日本市場で新たな機会を創出することができると考える。また、アルゼンチンやインドな

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら