ニチレイフーズ、「本格焼おにぎり」でTVCM 売場確保狙いスポット投入

有吉弘行を中心に篠原利和家庭用事業部長(右)と柴田雅浩商品部長

有吉弘行を中心に篠原利和家庭用事業部長(右)と柴田雅浩商品部長

 ニチレイフーズは3月発売した家庭用冷食「本格焼おにぎり」のテレビCMを14日から全国放映した。お笑いタレントの有吉弘行を起用。辛口芸人の絶賛コメントと「ちゃんとおこげの味がする」のキャッチコピーを前面に打ち出す。放映期間2週間のスポット投入で、「お店での売場確保に一気呵成(かせい)に取り組む」(篠原利和家庭用事業部長)考え。同社のテレビCM投下は7年ぶり。

 9日のCM発表会で、篠原部長は「共働き家庭が過半数を占めるまで増え、女性が大変忙しい中、“積極的に利用したい食品”の一番が冷食だ。忙しいお母さんをはじめ女性の悩み解決へ、当社は日本の国民食ともいえる、おにぎりを一層おいしくした。焼おにぎりで新たに開発した技術を投入して作り上げた画期的なおいしさを伝えるため、本音しか語らない信頼感あふれる有吉さんにお願いした」と胸を張った。

 登場した有吉は「相当おいしい。おこげの感じがしっかり出てるし、香りがいい。外側のカリッとした食感も好み。レンジで簡単にできるのに本格的。お酒を飲んだ後の締めの1個に最適だ。お茶漬けが好きだけど、お湯とワサビだけでも、しっかりだしが出て、おいしい」と同品を絶賛した。

 「本格焼おにぎり」は春の新商品の中でも、突出した好調ぶりを示しているという。ふっくら感を強化した成形工程はじめ、表面をあぶる“素焼き”と十分な熱量で表面の醤油を焼ききる“本焼き”の2段階焼成などの新技術を投入して本格品質を実現。篠原部長は「各社が注力するカテゴリーで、間違いなく市場は拡大する。試算では1.5倍になると見込む。既存品との“共食い”は軽微とみており、市場全体の底上げにつなげたい。CM終了後にも、Webを活用した新企画などの販促策を繰り出す」と語った。

 (本宮康博)

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