ヤマザキナビスコ（株）（東京都新宿区、０３・３３４４・８７０４）はロングセラー商品の成型ポテトチップ「チップスター」発売二五周年を機に、９月から「うす塩」「コンソメ」「のり塩」三品のＬサイズを増量を伴う容器のサイズアップ、パッケージの色刷り変更など全面的にリニューアルし、新しく生まれ変わったチップスターを訴求する。また、若年層をターゲットとする「チップスター」新シリーズ第一弾として、グラタンをイメージしたクリーミーで新しい味「チップスターホワイトソース」を登場させる。新たな規格・味を投入することで市場を活性化、需要喚起を促す。

今回改定する三品は価格二三〇円、内容量を一一五ｇから一二〇ｇに増量、それに伴いサイズも一一ミリメートルアップ。パッケージは、店頭で目を引くよう特殊な印刷方法で光沢を出した。容器は分別しやすいようにすべて紙製で、バイヤーなどからの要望で今回から紙製の表示を入れた。「発売当初とは市場環境が著しく変化し競合先の出現、店頭カバー率の確保など難しくなっている。それらを打破するため、二五周年を機に思い切って『チップスター』を全面的に改定する。大きなカテゴリー商品なので、全社が総力をあげて取り組んでいく」（入野英次専務）

新シリーズ第一弾の「ホワイトソース」は、若年層をターゲットに既存にない味を採用、グラタンをイメージしたクリーミーで新しい味。クリームパウダーを練り込み、表面にシーズニングをトッピングした二重の製法の味付けが特徴。パッケージは既存のチップスターと差別化するため、金色を主体とする。新シリーズの新しい味は順次、積極的に発売する予定。

新規格品、新製品とも発売日は西日本（中京以西）は９月１８日、東日本は９月２５日。チップスターの顔になった魅力溢れる黒澤優さんが新しくなったチップスターをアピール、１０月～１２月にかけてＴＶＣＭ、雑誌、交通広告などで大々的に展開する。また、１０月から来年３月まで大型消費者キャンペーンを実施、「生まれ変わったチップスター」を訴求していく。