酒類の9割が原価割れ販売、相当数の不公正取引

酒類 統計・分析 1999.10.08 8596号 1面

国税庁が5日発表した「酒類の取引状況実態調査」によると、小売、卸、メーカー取引のいずれかに総販売原価(仕入価格や製造原価に販売費、一般管理費を加えたもの)を割っていると認められたものは実施件数七八七件中、七一五件と、九割を占めた。また、特定の量販店などに対して不透明または高額なリベート類を支払うなど、取引先などの公正な取扱いが行われていないと考えられたものは一一七件、公正な取引条件の設定がされていないと考えられたものは二八件見受けられた。 同調査は、昨

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