永谷園の大陳写真コンテスト、参加6000店舗超える グランプリ賞は菅運スーパーじゃんボ

グランプリ賞に輝いた菅運スーパーじゃんボの大陳

グランプリ賞に輝いた菅運スーパーじゃんボの大陳

 永谷園は今春行った大陳写真コンテストで6000を超える参加店を得た。コンテストの最終審査会を7月29日に開いて、大賞となるグランプリ賞に宮城県の菅運スーパーじゃんボを選出。町田東代表取締役社長は「今期第1四半期の4~6月売上げは利益とともに目標を達成する見込み。参加していただいた多くの小売業さんに厚くお礼申し上げたい」と成功の喜びを表した。

 大陳写真コンテストは今年で13回目を迎え、春の大型キャンペーンとして流通業に浸透。グランプリ賞金100万円、準グランプリ2店に50万円という破格の賞金金額やTVCMと連動した販促策など、毎年の工夫を積み重ねた企画内容によって参加店舗数を伸ばし続けてきた。3月2日から6月15日に行った今年のコンテスト参加店は前年比10.9%増の6074店。前年売上げを大幅に伸ばすなどして成功を収めた「しっかり朝ごはん」キャンペーンを継続・推進した企画が奏効した格好だ。

 公平な審査体制も小売業から支持を得た一因とみられる。業界関係者を集めた最終審査会は、グランプリ候補を12店に絞り込んで大陳を写真で審査。例年通り写真は角度を替えた2点を用意し、さらに店名・住所を示さずに投票番号だけを記載して、先入観なしに判断できるよう環境を整えた。審査基準は消費者が満足できる売場か、朝食シーンの提案ができているか。「毎年全店ともに陳列技術が向上」(飯塚弦二朗常務執行役員)という激戦の中で、他店を一歩リードした菅運スーパーじゃんボが見事グランプリを獲得。同店は通算3度目の栄冠に輝いた。準グランプリには北海道のビッグハウス星置店と京都府の神崎屋本店が選ばれた。

 (吉岡勇樹)

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