やや資料が古いが、ベトナムの茶栽培面積は六万四四〇〇ヘクタールで、そのうち北部八省で約六四％、中部南域タイグェン地域の四省で二〇％を占めている。生葉収穫量は約一七万ｔで、一〇ヘクタール当たり収量は三五〇キログラムとなっている。加工工場は八四ヵ所にあり、茶種別製品比率は紅茶六〇％、緑茶三五％、その他五％（いずれも一九九三年）である。 そのベトナムで最大の国営茶輸出企業が「ヴィナティー」である。社長をつとめるグェン・キム・フォン氏はベトナム茶協会の議長もつ
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