大手商社食料部門、9社平均売上高増加、営業総利益はダウン

大手総合商社九社の九六年3月期の売上高は三井物産と丸紅を除く七社が減収となり、営業総利益は伊藤忠商事など五社が減益だった。食料部門の売上高は穀物相場高騰による取扱高増などで、九社平均では五年ぶりの増収に転じた。しかし、同営業総利益は猛暑効果で絶好調だった前年同期の反動で三年ぶりに減少した。三井物産など五社は減益だったが、伊藤忠商事をはじめ四社は過去最高益を計上し、各社によって明暗を分けた格好だ。 食料部門の売上高は九社平均で一兆〇七四五億円(一・三%増

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