サッポロビール（株）（東京都渋谷区、０３・５４２３・２１１１）は、地域限定商品「名古屋　名水生ビール」１６日から発売した。

同品は、地元「元古井（もとごい）」の名水を使用して製造した同社名古屋工場オリジナルの生ビールで、コクのある味わいとビール本来の爽快なノドごしを実現した。パッケージデザインは青いラベルを金色で縁どり、青色で名水の清涼感とビールの爽快感を、金色で品質感を表現している。また、ご当地のシンボルである名古屋城をエンブレムであしらっている。同社では、昨年５月から「名古屋仕込み」を発売しているが、「名古屋　名水生ビール」の発売とともにこれに切り替わる。なおサッポロビール名古屋工場は今年１月１日で創業満七〇年を迎えた。

同社名古屋工場がある一帯は、古くは「古井（こい）の里」と呼ばれていた。ここは古矢田川の河床に当たり、伏流水である良質の地下水がいたるところから湧き出していたのが名前の由来である。

ＣＭキャラクターは野口五郎を起用。

▽名古屋　名水生ビール=大びん（希望小売価格三三〇円）、中びん（同二八〇円）、三五〇ミリリットル缶（同二二五円）、五〇〇ミリリットル缶（同二九五円）。発売地域は愛知、岐阜、三重および静岡県の一部。販売目標五〇万ケース（大びん換算）