超音波@食品工場(4)洗浄効果と周波数・水位の関係

2008.03.01 131号 60面

 ◆周波数の選定  超音波の応用には、人の可聴域上限以上を扱いますが、用途によって使用周波数を選ぶ必要があります。洗浄機では、可聴音に近い低めの周波数を用います。音波を液中で動力として役立てる洗浄用には、音波の振幅が大きく、減衰の少ないことが必要条件となります。音波の減衰は周波数の2乗に比例するので、従って、高い周波数ほど伝達距離が短くなります。  最も広く用いられるのは、28kHz振動子を用いた23~28kHzの範囲の周波数帯

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