ぐるなび総研、「今年の一皿」大賞はパクチー料理 話題の6品出揃う
ぐるなび総研は12月5日、東京都内で1年間を最も象徴する食品を選出する「今年の一皿」ノミネート6品を発表、大賞を「パクチー料理」に決定した。同表彰事業は、和食が無形文化遺産に登録されたことを契機に、日本の食を遺産に記録、継承していくことを目的として2014年から開催。今年で3回目。
大賞受賞者として、パクチーの主要生産国でもあるタイ王国のバンサーン・ブンナーク大使が出席。また、国産パクチーの主要生産地である岡山県を代表し、東京事務所長の藤本悌弘氏も併せて受賞者として登壇した。
近年、鍋やスイーツなど多方面への進出が見られ、パクチーが薬味から主役への躍進を遂げたことなどが受賞理由に挙げられた。ぐるなび総研の発表によれば、「パクチー料理」を含むメニューを提供する飲食店数は、昨年よりも193%増と顕著な伸びを見せた。
選定は、ぐるなびが持つビッグデータから検索数の多かった約2万8000語を抽出し、その後にユーザーアンケート、メディア関係者の審査を経て絞り込み、今回の6品へと最終決定がなされた。
準大賞には「日本ワイン」、他受賞食品には「こうじ甘酒」「進化系餃子」「ローストビーフ丼」「シュラスコ」が選ばれ、今年の外食業界を象徴する品が並んだ。