完全ラベルレス「い・ろ・は・す」 100%リサイクルPET ボトルで環境配慮
コカ・コーラシステムは、厳選された日本の天然水を使用したナチュラルミネラルウオーターブランド「い・ろ・は・す」で同社初の完全ラベルレスPETボトルを実現した。製品にラベルを張らない「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」を4月から全国で順次発売する。
ケース販売のみ(560mlPETボトル×24本入り/希望小売価格2880円・税別)で販売チャネルはオンライン、スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストア。
同品は3月9日から発売している「い・ろ・は・す 天然水 100%リサイクルペットボトル」(555ml)同様、使用済みPETボトルをリサイクルしている。新たなPETボトルへ生まれ変わらせる「ボトル to ボトル」による100%リサイクルPETボトル素材を使用し、環境に配慮する。
また、製品のラベルをなくすことで、ラベルをはがす手間がなくなり、プラスチックごみを減らすことに加え、ごみの分別も楽にしており、環境にもユーザーにも優しい製品となる。
容器本体には、外でも持ち運びしたくなるように、水(日本の清流)を想起させるような形状のデザインボトルに「い・ろ・は・す」のロゴをエンボス加工した洗練感のあるデザインを施しているのが特徴だ。
同品はケース販売のみで展開する。通常はラベルに記載している原材料名などの法定表示は外装ダンボールに記載することで、ラベルレス化を実現している。さらに、経済産業省による「資源有効利用促進法」の省令一部改正に伴い4月1日充填(じゅうてん)分から、識別マークを表示したタックシールを省略した“完全ラベルレス製品”を実現している。
今回の省令改正は、廃棄物の削減(リユース)の促進、タックシールなどをはがし分別を省くことを目的としており、より簡単に、楽に使用済みPETボトルをリサイクルに適した状態で資源回収に出すことができるようになる。
日本のコカ・コーラシステムは、2018年1月19日に米国のザ コカ・コーラカンパニーが発表した「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」の実現を目指すグローバルプランに基づき、容器由来の廃棄物の問題の解決のため、「設計」「回収」「パートナー」の三つの柱からなる活動に取り組んでいる。