新型コロナ:国連WFP協会、緊急支援寄付キャンペーン開始
国連WFP協会(安藤宏基会長)は「新型コロナウイルス緊急支援」の寄付キャンペーンを開始した。これは「新型コロナウイルスに対して最も脆弱な人々を救うための活動」で、多くの人々からの支援を強く訴えている。
新型コロナウイルスの世界的大流行は、国連WFPの主な活動地域であるアジア、中東、アフリカ、中南米諸国へと拡大し、深刻な被害発生が懸念されている。
このため、WFPは「新型コロナウイルス緊急支援」を支援レベル最高段階の「レベル3」に指定、最優先課題として対応することを決定した。
国連WFP協会は、危機下にある子どもたちや家族の生命を救うために、広く一般からの寄付を募るキャンペーンを開始し、WFPの活動を支える。
今、世界では新型コロナウイルス対策として日本を含め世界190ヵ国で学校の休校措置が実施されている。(4月2日時点)
このため3億7000万人近い子どもたちが学校給食を食べられずにいる。
国連WFPが支援してきた51ヵ国においても1200万人の子どもたちが学校給食の支援を受けられずにいる。こうした子どもたちは、必要不可欠なビタミンや微量栄養素の摂取を学校給食に依存していたため、唯一の栄養価の高い食事をとることができなくなっている。(三輪周二)
日本におけるWFP公式支援窓口である国連WFP協会では「新型コロナウイルス緊急支援」の寄付を受け付けている。
▽問い合わせ先=国連WFP協会広報・外岡、松本まで(電話045・221・2515)▽「新型コロナウイルス緊急支援のお願い」(https://lpcov.jawfp2.org/)