外出自粛であんこ愛好家が急増 検定合格者が5000人を突破
あんこ女子、あんこ男子が短期間で急増している。日本あんこ協会実施の「あんこ検定」の合格者が6月16日に5000人を突破した。2018年10月から開始した同検定は、あんこの愛好家としてあんこの基礎知識を問う選択問題形式の試験。合格すると、「あんバサダー」という称号で自由にあんこの普及活動ができる。
「あんこを通じて世界平和を実現」することをテーマに掲げる日本あんこ協会は、あんこを家族のような無条件の愛を持つ存在の象徴として魅力を広めてきた。検定開始時から1ヶ月あたりの平均合格者数は約80人程度で、4月末時点では「あんバサダー」総数は1500人だった。しかし5月から1か月半で3500人もの「あんバサダー」が生まれた。
合格者が急増した背景は、コロナ禍の外出自粛が大きな要因として考えられる。同協会は、「目から鱗のあんこ術~今すぐ試したくなる105通りのアンレジレシピ」という、あんこの新しい楽しみ方を提案するPDFレシピブックを5月末まで無料で一般公開した。スイーツとしてのアレンジだけではなく、ハムとあんこを合わせた珍しいレシピなども掲載されていた。
外出自粛期間中にあんこを通じて笑顔のある生活を送ってもらいたいという日本あんこ協会の願いは、多くのあんこレシピを知ってもらうという形になり、会員数の増加につながったようだ。