日本マクドナルドと日本コカ・コーラ、Jリーグ20周年で新キャンペーン展開

キャンペーン 総合 2012.05.21 10659号 03面
三浦知良選手を囲む原田泳幸会長(左)と、セイヤー社長

三浦知良選手を囲む原田泳幸会長(左)と、セイヤー社長

 日本マクドナルドと日本コカ・コーラは15日から、Jリーグの20周年を記念した新たなキャンペーン「マイJクラブ プログラム」を始めた。「マイJ」は、日本コカ・コーラの会員サイト「コカ・コーラパーク」で登録したJリーグチームが勝つと、マクドナルドで利用できるクーポンを発行するサービス。若年層を中心とした需要喚起を図ると同時に、Jリーグのファン拡大、スポーツ支援へとつなげて相乗効果を上げる。

 お互いを“パーフェクトパートナー”とする両社は長年さまざまな共同販促を行い、特に08年の「コークグラスキャンペーン」では国内で4700万人以上にグラスを提供した。日本マクドナルドの原田泳幸会長は「数多くのセールスプロモーションがうまくいかない中、日本コカ・コーラとの取組みはほとんど成功」と称賛。日本コカ・コーラのダニエル・H・セイヤー社長は「また一緒に新キャンペーンができるのはうれしい。心をひとつに記念の年を祝いたい」と応える。

 「グラス」の成功体験をもとに、企画内容をさらに練り上げたのが「マイJ」。消費者は「コーラパーク」内の専用ページ(マクドナルドのWeb・モバイルサイトからも移動可)でJ1・2リーグ所属の40チームから1つを選択。実際の試合で勝つとデジタルクーポンが出て、全国約3300店のマクドナルドで割引が受けられる。

 強みは「コーラパーク」で1100万人、日本マクドナルドのモバイルサイトで3000万人を超えるという圧倒的な会員数だ。ファン心理をくすぐる巧みなクーポンシステムを、巨大サイトで告知して登録を促進。試合会場への集客、試合への関心を喚起してJリーグと所属全チームを応援。サッカーファンに多い小児など若年層の店舗利用、消費増もスムーズに促していく。

 15日は19年前にJリーグの開幕戦が行われた日。日本サッカーミュージアムで行った発表会には、開幕戦に出場した三浦知良、水沼貴史、北澤豪の3氏も出席して「マイJ」開始を盛り上げた。

 (吉岡勇樹)

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