今後の凍菜事業について説明を行う大内山俊樹常務(右)と、丸山雅章商品第二部長
冷食最大手ニチレイフーズが25日までに明らかにしたところによると、中国で6月末に竣工した冷凍野菜の合弁新拠点を核として、15年までに凍菜の年間総扱い量を現在の17%増となる7万tへ拡大する。うち中国産は3割の2万1000tを計画している。同社は30年以上前から中国で凍菜事業を手掛けており、農場段階からの品質管理手法を蓄積・確立してきた。今後も中国を重要な供給基地と位置付け、国内はじめ需要増が見込まれる現地内販や欧米市場への輸出も視野に事業展開していく。