JA全農いわて、「いわて純情米」CMでおいしさ訴求 キャンペーンも実施
「いわて純情米」の新CMが1日、スタートした。エリアは関東と関西、中京、岩手県の地上波。JA全農いわて(全農岩手県本部)が仕掛けるこのCMは、女優ののんと新津ちせが、おいしさを伝える新コンビ「おコメディアンズ」を結成し、ご飯がおいしいと笑顔に、そしてハッピーになり、自然と体も動き出す。そんな動きをコミカルなダンスと楽しい歌に乗せて届ける。キャッチコピーは「一度でいいから食べてみて」。多くの米粒がぐるぐる回る中、2人がどや顔を決めたり、おいしそうにご飯を食べる女性を見て顔が大きくなったり、ステップを踏む2人がどんどん増えたりと、見どころ満載の内容で、岩手ならではの豊かな自然の中、農家が丹精込めたおいしいコメを「ぜひ一度食べてほしい」という思いが込められている。
さらに今回、15秒のTV用に加え、長尺のWebムービーも制作。こちらは、のんが「私は『金色の風』」、新津ちせが「私は『銀河のしずく』」と、同県イチオシ銘柄の好みを繰り返す不思議な掛け合いや、ユーモラスな振り付けで注目を集めそうだ。
9月27日に東京都港区のベクトルラウンジで開催されたCM発表会の席上で、達増拓也岩手県知事は「覚えやすいCMで、子どもがまねしてくれそうだ」とコメント。小野寺敬作全農岩手県本部運営委員会会長は「県内の農家は今、稲刈り真っ最中。作柄も良く、自信を持ってお届けできる品質となった」と胸を張った。
一方、同組合ではコロナ禍で業務用需要が低迷する中、消費者へのアピール力向上を目指して、12月31日までの3ヵ月間、対象商品を購入した人に「いわて牛サーロインステーキ」や「三陸海宝漬」など豪華景品が当たる、3年ぶりのクローズドキャンペーンを実施。
さらに岩手純情米とミシュラン一つ星和食料理店「赤坂おぎ乃」コラボメニューとして、同店の荻野聡士シェフが「銀河のしずく」を使用し考案した「湯炊きのご飯 岩手県産焼き松茸」を31日までの期間限定で、コース料理の一品として提供する。(佐藤路登世)