全国ビスケット協会、「第42回ビスケットまつり」懸賞抽選会 応募数は大幅伸長した前年並み
全国ビスケット協会は10日、東京都港区の同協会所有のビルで「第42回ビスケットまつり」キャンペーン・オープン懸賞抽選会を実施し、「ANA旅行券15万円分」28人と「ビスケットセット」2280人の当選者を決めた。応募総数は、前年が39%増(20年比)と大幅に伸長したこともあり、前年並みの35万8538通となった。なお、今回からツイッターでの募集を開始した。抽選会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として特設会場を設け、検温、消毒、マスク着用、最低限の会話で行われた。また、新型コロナウイルス感染の拡大を受け、前年に続き例年の海外旅行ではなく旅行券とした。
伊藤雄夫会長はキャンペーンについて、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大していることから、今年も海外旅行から「旅行券」に変更したと説明。また、今回の応募総数について、ほぼ前年並みになったことから、ビスケットの普及や啓発の一環として実施しているキャンペーンとして一定の成果を挙げていると総括。さらに、ビスケットのおいしく、健康的で安全な食品であることを第一に心掛け、消費者に食の楽しさや生活の潤いを提供できるよう努力すると語った。
同キャンペーンは、全国ビスケット協会が1980年に「ビスケットの日」を制定したことを機に、2月28日が「ビスケットの日」であることを広く知ってもらうとともに、誰からも愛されるビスケットの栄養面での豊富さ、バランスの良さやおいしさ、楽しさを再認識してもらうことで、ビスケットの需要喚起を図る目的で毎年実施している。
島田純専務理事は、キャンペーン結果を次の通り報告した。応募総数は35万8538通で前年比0.4%減、応募内訳は、郵便はがきが10万4036通で同21.7%減、応募チラシは9万8325通で同5.1%増、インターネットは13万3196通で同0.27%減となった。抽選は伊藤雄夫会長をはじめ、島田純専務理事、協会マーケティング委員や業界紙記者などが行った。抽選結果は「ANA旅行券」は直接当選者に連絡し、「ビスケットセット」は商品の発送をもってかえる。(青柳英明)