食品微生物制御センターのMALDI法の装置と中山素一教授
微生物検査を簡便化・迅速化・自動化する技術が進化する中、九州産業大学は昨年6月にMALDI-TOF-MS(マトリックス支援レーザー脱離イオン化-飛行時間型質量分析、以下MALDI法)をコア技術とする「食品微生物制御センター」を開設。同法を食品施設のHACCPのレベルアップや食品事故の予防、問題発生時の経路特定や早期解決、さらには賞味期限の延長による食品ロス低減の貢献などにつなげる産学連携の取組みを展開している。
MALDI法は、検体を前処理した後、当質量分析装置にかけること