TCCグループが展開する小売店ビッグC=タイ・バンコクで9月、小堀写す
食品生産・輸出の盛んなタイの食品卸売市場で、大手財閥系企業同士の“仁義なき戦い”が展開されている。
タイ最大の財閥CPグループの独壇場だった市場に、財閥規模で2位、3位のセントラル・グループとTCCグループが相次いで参入を表明。顧客の奪い合いはもちろんのこと、壮絶な人材引き抜き合戦が行われているというのだ。CPは、これまでタイの食品卸売市場で年間2000億バーツ(約8500億円)以上をたたき出してきた1強の巨人。ライバルの財閥企業がこの牙城をどう崩