キリンビール、ペチュニアの新品種2シリーズ開発

酒類 総合 1992.12.02 7465号 2面

キリンビール㈱(東京都渋谷区、03・5485・6155)は、植物開発研究所を中心に交雑育種技術及びバイオテクノロジーを用い、各種作物の開発・商品化に取り組んでいるが、このほどペチュニアの新品種として「ボンフリー」「花咲か」二シリーズの開発に成功し、関連会社㈱フラワーゲートを通じて、来春から苗の販売を開始する。

今回の新品種開発は、花におけるバンダフウラン「優美華」、カスミソウ新品種「モモコ」に続く成果で、千葉大学園芸学部・安藤助教授のアドバイスを受けている。

ペチュニアは、世界的に花壇で最も多く使われる草花の一つだが、花が雨に弱いうえ草姿が乱れやすいという欠点があった。「ボンフリー」と「花咲か」はそれらの点を克服。また、長期間にわたり花が溢れるように咲く性質を持たせ、耐暑性、耐寒性ともにこれまでの品種より優れたものとなっている。

発売は来年3月から。予想小売価格と販売数量は「ボンフリー」三八〇円(一ポット)×三〇万ポット、「花咲か」四五〇円(同)×三〇万ポットを見込んでいる。

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