静岡茶商工協組が緑茶缶ドリンク「一茶くん」を発売
【静岡】静岡茶商工業協同組合(静岡市北番町八一、054・271・1955)は緑茶缶ドリンク(内容量一九〇㌘、一ケース三〇缶入り)「一茶くん」‐写真‐を、このほど同協組会員二四一社(静岡市内)を通じて販売を開始した。
昨年6月中旬、富士山と茶畑を組み合わせたデザインで販売、年間約五〇〇〇ケース(三〇缶一ケース)の実績がある。初年度、流通業者の反応がよかったため今年は本腰を入れる。
県内の一般消費者から愛称を募集したところ一二三〇通余りの応募の中から「一茶くん」に決まり専門家にデザインを依頼、4月中旬から生産に入った。当面三〇〇〇ケースの販売を見込んでいるが、売れ行き状況を見て追加生産するかどうかを決める。
原料茶は昨年の市内清沢の一番茶を使った。緑茶の香味を十分出すため遠赤■煎処理し、抽出温度を低めにして「味」を優先させた。このため原料の茶葉は通常の緑茶缶ドリンク一缶に使う量の約二倍。
同協組では「緑茶専門の問屋が販売して恥ずかしくない味にした」と言っている。同品の標準小売価格は一一〇円。