アカギ、食べ方3通りカップ麺「なんだこりゃヌードル」発売
【埼玉】北関東の有力即席麺メーカーの(株)アカギ(埼玉県上里町、0494・34・1194)は、焼きそばとラーメンの両方を楽しめる全く新しいタイプのカップ麺「なんだこりゃヌードル」(実用新案申請中)を開発、20日から新発売した。販売は当面、関東地区、東北地区を中心に展開、月ベースで三万~四万ケースの販売を見込んでいる。
「なんだこりゃヌードル」は、同社が得意とする味付け麺を応用したもので、一つのカップでラーメンか焼きそば、またはその両方を味わえるという、遊び心がふんだんに盛り込まれた、ユニークな商品。
カップの中には個包装された味付け麺二食と、かやく、焼きそばソースが入れられており、それぞれの組合わせで三通りの食べ方ができる。
Aコース「ラーメン」の場合には、麺とかやくをカップに入れお湯を注ぐだけ。Bコース「焼きそば」の場合には、Aコースのお湯を別の容器に出し、焼きそばソースを混ぜてできあがり。出したお湯はスープとしても楽しめる。Cコース「ラーメンと焼きそば」両方を食べる場合には、麺を一つずつにし、お湯の量を半分にすればよく、作り方は他の場合と同じ。
カップのデザインは、蓋の部分に赤と緑の模様と黄色の文字を採用し、「なんだこりゃ」にふさわしい意外性を強調。またカップの胴の部分には食べ方Aコース、Bコース、Cコースの提案を巧みに意匠化している。
同社では、これまでの固定概念から一歩踏み込んだ新しい食べ方の提案を念頭に、オリジナリティーにあふれた製品を目指したという。また、開発に当たってはラーメン、焼きそばのいずれにも対応するため、麺の味付けに同社のノウハウを投入、工夫が凝らされている。
また同品は、メーンターゲットが子供が中心となることが予想されることから、健康志向にも対応して、麺は「無かんすい卵つなぎ」とする一方、標準栄養成分表も見やすく印刷している。
当面は、同社の既存のルートを活用して販売していくが、子供向けとして駄菓子感覚での販売も可能なことから、新しい販売チャネルの開拓にも意欲を見せている。