キリンビール、麦芽たっぷり名古屋限定生「でらうま」28日から東海3県で発売
キリンビール(株)(東京都渋谷区、03・5485・6155)は28日から、東海三県で名古屋工場限定生ビール「でらうま」を発売する。
木曽水系の水を使用した、“すっきり・濃い味”が特徴の名古屋ならではの地域限定ビール。通常のビールよりも麦芽をたっぷりと使って豊かなコクのある味わいを出すとともに、副原料の配合方法を工夫することでスッキリした後口を実現した。アルコール度数は約六%。
ネーミングについては「どえりゃーうまいビールをつくろまい」(ものすごくうまいビールをつくりたい)とストレートでシンプルに表現し、「でらうま」とした。パッケージデザインについては、すっきりした白をバックに「でらうま」と黒い筆文字で骨太に堂々と記し、また華やかな二本の「金」のリボンをあしらうなど、個性的なデザインに仕上げている。
「でらうま」のルーツは、九二年の同社名古屋工場三〇周年記念地域限定ビール「名古屋工場」にある。春、秋二回にわたり限定出荷した同商品は好評で、発売再開の要望も多くあったので、昨年11月から新聞紙上で味の方向づけを決め開発した。また三種類のビールを地域の消費者一〇〇〇名にテイスティングしてもらい「味の選挙」を実施するなど、地域に合った味覚を追求してきた。この結果「でらうま」が誕生した。販売予定数量は約一二〇万ケースである。
▽名古屋工場限定生ビールキリン「でらうま」▽アルコール分約六%。希望小売価格は大びん(六三三ミリリットル)三三〇円、中びん(五〇〇ミリリットル)二八〇円、五〇〇ミリリットル缶二九五円、三五〇ミリリットル缶二二五円。発売地域は愛知、岐阜、三重の東海三県