トーホー、完熟の一番摘み豆「ロイヤルセラード・コーヒー」発売

嗜好飲料 1995.10.02 7938号 10面

(株)トーホー(本社=神戸市、078・845・2400、九州支店=092・622・6134)は、「ロイヤルセラード・コーヒー」を10月1日から全国発売した。

同新商品は同社契約のセラード農園で、完熟で一番摘みの赤い実だけを収穫し、よりコーヒー豆として純度の高い糖度二二度になったもののみを使用した。ワインのボジョレ・ヌーボー、お茶の一番茶に対する商品で、コーヒーの中で最もおいしく、こだわりを持った商品。

コーヒーは実をびっしりとつけるが、五回に分けて順々に熟成し、一本の枝に未熟の実が混在するということが、コーヒーそのものの味に影響を与えていた。これを熟成したものだけを、一粒一粒丹念に手摘みすることで解決した。

「とろっとした甘さに飲み口の優しさ、後味の良さとボディ(こく)のある香りの高いコーヒー」が特徴で、まさに同商品を世に送り出す「コーヒー屋」としての同社の姿勢を表した商品。

セラード農園は四〇年前、二四歳の若さでブラジルに渡った山口節男氏が経営するもので、海抜一〇〇〇m高地にあり、農園の中心にはラプラタ川の源流にあたるわき水のでる湖がある。この清水を使って水洗加工し、味がクリーンにおいしく安定したブレのないコーヒーとなった。二〇〇〇セットの限定販売。

内容量・荷姿・価格は二〇〇g×三、一〇入り、小売五〇〇〇円。

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