日本製粉、100周年で新製品 ベーカリー向けプレミックス開発
日本製粉(株)(東京都渋谷区、03・3350・3901)は、今年創立一〇〇周年を迎え、これを機に同社がこれまでに蓄積したノウハウ、技術を結集した画期的な新製品をシリーズ化した“ハンドレッド”シリーズを記念発売、その第一弾としてリテイルベーカリーにスポットを当てた「ベーカリーミックス」を開発、新発売する。
今回発売するプレミックスは「クラムケーキ」「ココアクラムケーキ」「アメリカンレイヤーケーキ」「フランスパン」「ソフトロール」「チャバッタ」「ストロイゼル」に最適なプレミックス。「クラムケーキ」は最近、米国で人気のクラムケーキ用ミックスで、ソフトで口溶けの良いケーキで、水とサラダ油だけで簡単に作れるのが特徴。「フランスパン」はクープがきれいで短時間製法で作れる。「チャバッタ」は北イタリアの伝統的なパンで、素朴な外観ともちもちした食感が特徴。焼いて食べる提案をしていく。
製粉各社は業務向けの小麦粉およびプレミックスの開発に際して、トータルマーケティングによって末端の商品をイメージした提案を進めているが、日本製粉では「最終商品の消費者ニーズを探り、主張のある商品づくりを行っている。今回の新製品は一〇〇周年の集大成と位置づけている。今秋に第二弾を発売する計画」(高橋章夫常務)。